歯に物がよく挟まるは要注意!

歯のこと

こんにちは。歯科衛生士EMIKAです。
「最近物がよく歯に挟まるな…」「同じところに違和感があるな…」
こんな経験はありませんか?
頻繁に起こるようでしたら、それは放置しては危険です。

患者
患者

痛みまではないから、つまりが取れたら大丈夫だと思ってたけど…よくないんですね?

歯科衛生士
歯科衛生士

そうなんです!頻繁に起こる場合は、放置しておくのは危険なんです。

歯に物がよく挟まるのは、なぜ要注意なの?

歯に物がよく詰まることは、不自然な隙間ができているという証拠です。
これは見た目だけの問題ではなく、様々な影響を及ぼす可能性があります。

患者さんの中には、挟まったまましばらく放置している方もいます。
そうなると汚れがずっと蓄積された状態です。当然よくないのは理解できますよね。

つまり歯に物がよく挟まるというのは、何か問題が起きているサインの可能性があります。

では、どんな問題があるのかを詳しくみていきましょう。

歯に物がよく挟まる原因

虫歯ができている

虫歯は咬む面の溝(咬合面)からだけでなく、見えない歯と歯の間からもできることはあります。
歯石などの汚れが貯まっていると、汚れなのか虫歯なのか見分けにくいこともあります。
歯と歯の間の虫歯を、自分で見つけられることは、穴があくまではほとんどないです。

歯と歯の間に虫歯ができている際は、フロスを通した時に糸が切れたり、引っ掛かったりすることがあります。このようなことが頻繁に起こる場合は、単にフロスの通し方が悪いではなく、実は虫歯かもしれません。

患者
患者

フロスが引っかかるのは、やり方が悪いだけじゃないんですね。それはびっくりです。

歯周病が進行している

食べ物がよく挟まると、詰まったものは取れていても、歯垢までは綺麗に取り切れず徐々に汚れが蓄積されていきます。そうすると歯ぐきが炎症を起こし、腫れたり、歯磨きやフロスで出血したりします。


次第に、歯ぐきの中で病状は進行し、歯周病が進行している可能性があります。
放置している期間が長いほど、それだけ歯周病のリスクにさらされているので危険です。


歯周病が進行すると、顎の骨が溶けて歯ぐきが痩せたり、歯周ポケットと言われる歯ぐきの溝が深くります。それによって隙間ができて物が挟まりやすくなります。

歯周病について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください

歯と歯の間が緩んでいる

歯と歯は、わずかに点接触で隣の歯とコンタクトしているのが理想です。
それによって歯は動いたり倒れたりすることなく保たれています。

つまり、歯によく物が詰まる事ということはこのコンタクトが緩んでいる可能性が考えられます。
またかみ合わせが原因で、歯が少しずつ動き隙間ができてしまっている場合があります。

また、詰め物や被せ物をしている場合は再度作り直す必要があります。

歯と歯に段差がある

歯は隣り合う歯との高さが同じであることが望ましいです。
そのため、高かったり、低かったりすると物が挟まりやすくなります。

歯と歯の間に物が挟まることへの対処法

こまめな歯磨き

歯磨きを食後こまめに行うことで汚れがたまるのを防ぎます。外出先で難しい時は、洗口液などをしようして少しでもお口の中を清潔に保つことがいいです。

フロスや歯間ブラシを使用する

歯と歯の間の汚れは歯ブラシだけで落とすのは不可能です。
歯ブラシだけで歯磨きした際の歯垢除去率は60%と言われています。
半分ちょっとの汚れしか落とせていません。
一方フロスを使用した際は、80%となります。全然違いますよね。

患者
患者

歯ブラシだけだとこんなに汚れが残っちゃうんですね!

患者
患者

本当私も数値を見てびっくり!面倒になりがちだけど、絶対使うべきなんですね。


フロスや歯間ブラシを歯ブラシと併用することは、とても大切です。
ぜひ習慣つけましょう。

治療を受ける

頻繁に物が挟まるときは、放置するのはとても危険です。
早めに歯医者さんを受診するのがいいでしょう。
原因に合わせて虫歯や歯周病、かみ合わせの治療などを行うことになります。

まとめ

物が挟まる違和感はあっても痛みがなければ、何か問題があるとまでは思わない方もいたのではないでしょうか?頻繁に起こる場合は、見過ごさずに一度歯医者さんで診てもらいましょう。
早めの受診が、進行を防ぐことに繋がります。

患者
患者

頻繁に物が挟まるのは、痛くないからって放置してたらいけないですね。どんなことが起こっている可能性があるか知れたのは、すごく参考になりました。

歯科衛生士
歯科衛生士

よく起こる違和感は、早めに原因がわかったほうが何もなかったとしても安心ですよね。

コメント

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