こんにちは。歯科衛生士EMIKAです。
皆さんによく質問される事の一つ「歯磨き粉何が良いですか?」これに関して虫歯予防でおすすめのものをいくつかご紹介します。
虫歯予防の歯磨き粉の選び方
フッ素濃度
現在日本ではフッ素の上限が変わり1000ppmから1500ppmに引き上がりました。各メーカーから1450ppmという高濃度のフッ素配合歯磨き粉が販売されています。大人であればできるだけ高い濃度のものを選ぶ事をおすすめします。
フッ素は「フッ化リン酸ナトリウム」「フッ化第一スズ」「フッ化ナトリウム」と明記されている場合があります。表記をチェックしてみてください。
※6歳未満の子供は使用を控えましょう
発泡性
発泡性は歯磨き粉の泡立ちを表します。泡立ちが多いとそれだけで爽快感を得て磨けた気になりがちです。低発砲だと歯を見ながら歯磨きができるで、汚れを綺麗に落としやすく虫歯予防に繋がります。
低研磨
歯磨き粉には多くの研磨剤が含まれています。着色や汚れを落とす効果もありますが、歯の表面を傷つけてしまう可能性もあります。できるだけ低研磨なものが歯にもそして歯ぐきにも優しいです。
キシリトール
歯磨き粉には甘味料としてキシリトールが配合されているものがあります。フッ素とダブルで虫歯を予防し歯を守ってくれます。キシリトールの虫歯予防効果はこちらの記事をご覧ください。
虫歯予防におすすめの歯磨き粉
コンクールジェルコートf
ジェルタイプで歯の隅々までフッ素をコートしてくれます。塩酸クロルへキシジンでお口の中の細菌を殺菌そして増殖を抑制します。β-グリチルレチン酸が、歯ぐきの不快な炎症を抑制します。これらの成分による高い殺菌力で虫歯・歯周病を予防できます。
虫歯予防効果:フッ化ナトリウム(950ppm)
歯周病予防効果:塩酸クロルヘキシジン・β-グリチルレチン酸
研磨剤:無配合
クリンプロ 歯磨きペーストF1450
フッ素+fTCO(カルシウム、リン)の配合で高い虫歯予防効果が期待されます。
そして歯肉炎や歯周病の予防の成分も含まれています。
低発砲で歯磨きがしやすいのもいいです。
虫歯予防効果が高いので、歯ぐきが下がって歯の根っこが露出している方やドライマウスの方にもおすすめです。
虫歯予防効果:フッ化ナトリウム1450ppmとfTCP(カルシウム、リン酸)
歯肉炎・歯周病予防:CPC,IPMP、グリチルリチン酸ジカリウム
低研磨
チェックアップスタンダード
フッ素が1450ppm配合でさらに滞留性の高い歯磨き粉です。また、泡立ちが少なく、やさしい香味なので、少量のうがいでも気持ち悪くありません。歯や歯肉にやさしい低研磨性なのも良いです。
虫歯予防効果:フッ素(1450ppm)
クリニカ アドバンテージ
ドラックストアでもよく見かける商品で高濃度フッ素配合です。また、汚れが歯につきにくく歯垢除去しやすい分解酵素や細菌を除去してくれる成分も含まれるので、さらに虫歯予防効果が期待できます。
虫歯予防効果:フッ素(1450ppm)
口臭予防:ラウロイルサルコシンNa
洗浄効果:ポリリン酸Na
いろんな商品がありますね。どれを試してみようかな!
子供の虫歯予防におすすめの歯磨き粉
チェックアップ フォーム
フッ素の泡が、口腔内のすみずみまでいきわたる泡状ハミガキです。
まだうがいがうまくできない乳幼児にも安心して使用できます。高齢者にもおすすめです。
甘い味で子供に喜ばれます。
虫歯予防効果:フッ素(950ppm)
研磨剤:無配合
キシリデント
「フッ化ナトリウム」がムシ歯の原因となる「酸」を抑えるとともに、歯の表面の再石灰化を促進し、歯質を強化し、ムシ歯を予防します。キシリトール も配合されてダブルの効果が期待できます。子供が喜ぶぶどう味です。
虫歯予防効果:フッ化ナトリウム(900ppm)、キシリトール
チェックアップ コドモ
6歳以上の子供の毎日の歯磨きにおすすめです。フッ素がしっかり配合され、さらにフッ素の停滞性がいい歯磨き粉です。
低発砲で仕上げ磨きもしやすいです。
虫歯予防効果:フッ化ナトリウム(950ppm)
まとめ
歯磨き粉にはいろんな成分が含まれています。虫歯予防に効果的な歯磨き粉はフッ素濃度が高く、殺菌作用や洗浄作用などの効果が得られるものだといいですね。歯磨き粉はうがいで鳴かれて行ってしまいますが、毎日使用するものなので、やはり使うのとそうでないのは全然違います。ぜひ気になるものをチェックしてみてください。
歯磨き粉を選ぶ時の基準がわかった気がします。成分とかも気にしてみてみようかな。
毎日の歯磨きでしっかり虫歯予防できるといいですね。
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